中華製タブレットで噂のマルウェア「Keenadu」とは?
「安くて高性能」と人気の中華タブレット界隈に、いま激震が走っています。
一部の格安タブレットのシステム内に、製造工程で混入したとされる
マルウェア「Keenadu(キーナドゥ)」の存在が浮上したためです。
「自分のタブレットは大丈夫?」「どうやって調べればいい?」 そんな疑問に
答えるべく、現在判明している情報と具体的なチェック手順を詳しく解説します。
■ いま話題の「Keenadu」って何?
Keenaduは、カスペルスキーなどが報告したバックドア型マルウェアの一種です。
最大の特徴は、ユーザーがアプリを入れたわけではなく、最初から
OS(ファームウェア)の中に潜んでいるという点。
- 主な挙動: バックグラウンドでの広告クリック、情報の抜き取り、
遠隔操作など。 - ターゲット: 日本、ドイツ、ロシア、ブラジルなど特定の地域で活発に
なるよう設定されています。
「安いから仕方ない」では済まないリスクがあるため、早急な確認が必要です。
■ 自分の端末を「Dr.Web」でセルフチェックする手順
現在、最も確実に検出できると言われているのがセキュリティアプリ
「Dr.Web(ドクターウェブ)」です。
Playストアにある無料版で十分チェック可能です。
【スキャン手順】
- Playストアで「Anti-virus Dr.Web Light」を検索してインストール。
- 起動後、必ず「ウイルスデータベースの更新」を完了させる。
- 「フルスキャン」を開始し、完了まで待つ。
- もし結果に「Keenadu」や「Android.Backdoor.3725」といった表示が出たら、
システムが汚染されている可能性があります。
ポイント: 他のウイルス対策ソフトでは検知されないケースも多いため、
まずはDr.Webでのダブルチェックを推奨します。
■ メーカー側の対応:ワイヤレスアップデートが配信中!
幸いなことに、この問題はすでに多くのメーカーに認識されており、
修正パッチの配信が始まっています。
以下のメーカーのタブレットをお持ちの方は、今すぐ
「設定」→
「システム」→
「ワイヤレスアップデート(またはシステムアップデート)」
を確認してください。
- Alldocube (オールドキューブ): iPlay 60シリーズなどを中心に、
マルウェア除去を含む修正版ファームウェアがOTA(ワイヤレス)で
順次配信されています。 - Headwolf (ヘッドウルフ): 公式に対応を表明し、セキュリティパッチの
配信を行っていることが確認されています。 - その他のメーカー (HiTab, Teclastなど): まだアップデートが来ていない
場合でも、騒ぎが大きくなっているため、近いうちに配信される
可能性があります。
■ もし「感染」が確認されたらどうする?
Dr.Webでヒットし、かつアップデートも届いていない場合は、
以下のステップで防御を固めましょう。
- 重要アプリの使用を控える: 銀行アプリやメインのGoogleアカウントでの
ログインを避け、サブ機としての運用に留める。 - メーカー・販売店へ連絡: Amazon等の購入履歴から「
セキュリティ上の問題がある」と伝え、対応を仰ぐ
(返品・返金交渉の材料にもなります)。 - 修正アプデを待つ: システム領域に潜んでいる場合、
初期化(ファクトリーリセット)しても消えないことが多いため、
メーカー公式の修正アプデが唯一の解決策となる場合がほとんどです。
まとめ:中華タブを安全に使うために
格安中華タブレットはコスパが魅力ですが、こうしたサプライチェーンの
リスクが隣り合わせなのも事実。
購入したらまず「Dr.Webでスキャン」、そして「最新アップデートの確認」。
この2点をセットで行うのが、これからの「中華タブ作法」と
言えるかもしれません。



